英語読書ができるようになるまで―メソッド編

英語学習

(AIにより生成したイメージ画像を使用しています。)

英語とフランス語の読書が大好き、ヒデです。

「英語の本を読み進めることができない」

「洋書のページを開いたけれど、知らない単語が多すぎてすぐに挫折した」

「読む速度が遅すぎて1ページも進まない」

このようなことでお困りの皆様に、英語読書の具体的な進め方を説明したいと思います。

僕は、30代半ばで、ほぼ英語力ゼロの状態から、英語多読を開始し、数年で英語読書が自由自在にストレスなくできるようになりました。

その間、追求したのは「楽しさ」だけです。

英語読書が出来るようになるまでーマインド編
多数の洋書読書会を主宰するヒデによる、英語読書できるようになる方法の紹介。英単語の暗記や文法学習はさっさと止めて、楽しく好奇心を満たしてくれる洋書の世界に、今すぐ飛び込むべきであることを紹介。

心から「読みたい」と思う本を「楽しく」読めば英語読書ができるようになることを上の記事で紹介しました。

この記事では、内容がある程度わかっている(日本語で読んだことがある本、大好きな本が理想)、現代小説の英語図書から、是非とも「読みたい」本を選んでほしいことを書きました。

実際、「読みたい」本を選んだけれど、

「楽しく読み進めることができない」

「具体的にどのように読み進めていけばよいのかわからない」

という皆様に向けて、その具体的な方法を説明します。

英語読書で絶対に外せない大原則

大前提として、英語読書も、

結局は「読書」だ

ということです。

そこで、僕が考える、楽しく読書するための大原則をまず説明します。

日本語だろうが、英語だろうが、フランス語、ロシア語、その他言語だろうが、およそ読書である以上、絶対に外せない原則があると考えています。

読書は本との対話である!!

何をわけのわからないことを言っているんだと思った方も多いのではないでしょうか。

読書は、本の内容を読み取る受動的な行為であって、双方向の対話とは全く性質が異なるのではないか、と思われた方が多いのではないでしょうか。

ですが、僕は、大真面目に、対話こそが読書にとってもっとも重要な要素だと思っていますし、つまるところ、これさえわかっていれば、英語読書を楽しむことができ、細かい方法論は各人が好きにやればいいものだと思っているのです。

「読書は本との対話である」とは

僕は、「読書」を本との対話だと思っています。

「対話」とカッコつけて言いましたが、それほど難しく考える必要はありません。

ここで言いたいのは、読書は、本と読者との双方向のコミュニケーションであるということです。

ある文章があって、「面白い」と感じたのであれば、既に、そこには対話が生まれています。

わかりやすく表現するとこんな感じでしょうか。

本:「これ面白いでしょ?」

僕:「とても面白い!」

対話である以上それは双方向であり、僕から本に問いかけることもあります。

僕:「続きが気になる!それってどういうこと!?」

本:「こういうことだよ!どう、驚いた?」

少し、誇張してコミカルに表現しましたが、こうした対話は、読書好きの皆様は日常的に、本能的に、瞬時に実行しているのではないでしょうか。

本と対話することこそが読書における楽しさそのものだと思うのです。

英語読書においても、それが読書である以上、本と対話し、その対話を楽しめばいいのです。

前の記事で「①英単語の丸暗記」と、「②英文法のお勉強」は英語読書に不要と指摘しました。

英単語の丸暗記にも、英文法のお勉強にも、そこには何ら対話の要素がないのです。

対話の伴わない文字を眺める行為、そんなことをしても時間の無駄だと思いませんか?

すぐそこに、対話を待っている面白い英語の本がいっぱいあるのに、英単語の丸暗記や、英文法のお勉強に時間をつかってしまっては、何の対話も生まない無駄なことに時間を割くことになってしまいます。

時間の限られた社会人である僕たちに、そんな無駄な時間はありません。

直ちに、読書における、本との対話を楽しむべきなのです。

対話を楽しむためには

対話を楽しむために必要なことは、二つです。

  1. 本の言葉にしっかり耳を傾けること
  2. 本から語りかけられた言葉にしっかり反応することです

1.本は、常にあなたに語りかけ、問いを発し続けています。

まずは、しっかり対話の相手である本の言葉に耳を傾けることが重要です。

といっても難しく考える必要はなく、本が語りかけてきているという意識をもって本と向き合えばいいだけです。

その意識さえもっていれば、本は、必ず何かしらの問いかけを読者にしてくるはずなのです。

2.本から語りかけられたことにしっかり反応することが重要です。

それは、面白い・つまらないといった評価でもいいですし、驚き、喜び、悲しみといった感情、何でもいいとおもいます。ポジティブなものであれ、ネガティブなものであれ、語りかけられた言葉に何らかのリアクションをするということが反応するということです。

これも同じく、なんら難しいことではありません。

本からの問いかけに反応しようという気持ちをもっていれば足ります。

たとえば、「この本を面白いかつまらないか評価してやろう」という気持ちで本を読めば、その本の面白い部分、つまらない部分、どこかしらで、何らかの反応をすることになります。

それだけで、十分な効果があるといえると思います。

常に「なんでやねん!」とツッコミを入れる体勢で読書と向き合うという言い方もできるかもしれません。

読者であるあなたの反応に、本は、さらなる何かを語りかけてきます。

それにまた、あなたが反応する…永遠とこれを繰り返していれば、本との対話は永遠に途切れることがなく、読書は永遠に楽しい対話を続けることができることになります。

読書は決して受け身なものではありません。

自ら、本の語りかけに対して反応していくことで、主体的に読書とかかわることになり、楽しいものとなるのです。

もはやこれ、英語読書というより、読書一般に対するアドバイスになってしまっていますが、英語読書も読書である以上、読書一般にとって重要なことがそのまま当てはまるはずです。

英語読書特有の問題

読書が対話であることは英語読書においても何ら違いはありません。

英語読書と、僕たちの母語日本語での読書に違いがあるとすれば、読み取ることが可能な情報量に違いがあるという点ではないでしょうか。

わからない単語や言い回しのせいで、その文章が伝えようとしている内容をはっきりとイメージできないということではないかと思います。

そこで重要なのは、結局、対話に集中することです。

情報量が限られるなかで対話を継続するには、まず、わかることに全注意を傾けるということです。

内容をある程度知っている本を手に取っているのであれば、なんとなくでもわかる部分はあるはずです。そのわかる部分に集中することです。

わからない部分はわからないまま放っておけばいいのです。

これは、言葉の通じない外国人とのコミュニケーションにたとえることができるかもしれません。

言葉が通じないにしても、若干でもわかる事柄や、身振り手振りを交えて何とかわかる事柄を探そうとすることに似ていると思います。

その際、わからない単語だの文法だの気にする人はいないですし、そんな余裕ないですよね。

わからない部分への対処法

そのうえで、わからない情報の種類は2種類で、

  1. 音がわからない
  2. 意味がわからない

の2種類だと思います。

読書は、言葉を通じて意味を理解し情報を得る過程であるところ、言葉が音と意味とで成り立っていることからすれば、この二つが情報を得る過程の障害となることは当然です。

音は聴いてしまえばいい

このうち、①音がわからないについて、解決策は非常に単純です。音源を聞きながら読んでしまえばいいのです。

外国語の音は考えてわかるものではありません。

つべこべ言わず聞いてしまえばいいのです。

日本語で読書をする際、自然と頭の中で言葉の音が再生されていると思いますが、英語読書の場合、それを外部音源で代替してしまい、なんなら、英語音声を音として楽しんでしまえばいいのです。

音源については、Audibleを使うことがおすすめなのですが、そのやり方については記事を改めて紹介します。

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意味がわからないところは放っておく

次に②意味が分からないについてですが、こちらは、とりあえず放っておきましょう。

知らない単語や文法等によりわからない部分があったとして、悩んでもわかるようになるわけないのですから、さっさと通過してしまえばいいのです。

ここで一点注意なのですが、意味がわからないものはわからないままにするべきで、わからないものを勝手に異なる意味で解釈しないようにすることです。

わからないにもかかわらず、何の根拠もなく異なった意味を与えてしまえば、それは誤読です。

本の側から「そんなことは言ってない」と言われてしまうかもしれませんね。

外国人とのコミュニケーションの例でいえば、相手の言っていることがわからないのに、勝手に相手のことを決めつけるようなものです。

最初の一冊にある程度内容がわかっている本を選んだ方がいいのはこのような誤読を防ぐためという面もあります。

わかるところが意外とたくさんある

そして、最初の一冊に選んだ本が、あなたがある程度内容を知っている現代小説であるとすると、実は、わかる部分が相当たくさんあります。

例えば、全く知らない言語を話す外国人とのコミュニケーションと比べると相当ましな状況のはずです。

そのうえで、内容が把握できている部分との対話を楽しむということです。

対話が楽しめていれば、その本を続けて読めばいいですし、対話が楽しめない、対話に苦労するというのであれば、ひとまずその本は置いておいて、別の対話が楽しめる本を探せばいいのです。

「楽しい」と思った瞬間だけ調べればいい

英語読書における英語文章との対話のなかで、楽しい対話を継続するのにとても重要なポイントでわからないことに直面することがあります。

特別なキーワードや、明らかに重要そうなセリフです。

その場合は、そういう部分だけ、辞書などを通じて、意味を調べてしまえばいいのです。

そうすれば、調べることが苦痛ではないはずです。

なぜなら、楽しい対話を続けるため、より楽しい対話とするために調べているわけで、それ自体が楽しい過程となっているはずですから。

言い方を変えると、調べることが楽しいと思った瞬間だけ調べればいいのです。

調べ方については、kindle の辞書機能、Google翻訳の二つがおすすめで、これにより英語の語彙力も自然と増えていくことになるのですが、これについてはいずれ記事を改めて説明します。

まとめ

いろいろ書いてしまいましたが、この記事で言いたいことは、英語読書もそれが読書である以上、本との対話を楽しむことに集中するということにつきます。

楽しさだけが唯一絶対の基準なのです。

音は音源を用い、意味のわからない部分はとばしてわかる部分で対話を楽しむ。

楽しく調べることが出来る部分だけ意味を調べる。

これだけやっていただければ、細かいやり方がどうあれ、英語で本を読み通すことは必ず出来るようになります。

次回の記事では、まともな洋書をまったく読んだことがなかった二人に登場してもらい、その二人が『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』英語原書を読み通した過程を通じて、この記事で紹介した、英語読書における楽しい読書の進め方の具体例を示していきたいと思います。

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