英語訳村上春樹『1Q84』6 天吾は「1Q84」にいるのか?―二人をつなぐ“wrenching”とは―スタイリッシュ英語読書会13【Book 1全体に言及】

スタイリッシュ英語読書会

(AIが生成したイメージ画像を使用しています。)

【この記事には、英語訳『1Q84』Book 1全体のネタバレを含みます。】

英語とフランス語の読書が大好き、ヒデです。

前回の記事では、青豆の見た夜空の光景と、Little Peopleという、衝撃的かつ印象的な二つの事象について検討しました。

英語訳村上春樹『1Q84』5 夜空を見上げた青豆―決定的に変わっていた世界―スタイリッシュ英語読書会12【Book 1, Chapter 19まで言及】
『1Q84』英語訳Book 1, Chapter 19 までを読み、登場した二つの決定的要素についての印象を検討。夜空の光景とLittle People。英語訳村上春樹『1Q84』5番目の記事。スタイリッシュ英語読書会12番目の記事。

それまで、どこか微妙に「おかしい」だけだった世界。

ところが、青豆が夜空を見上げ、さらにLittle Peopleが姿を現したことで、英語訳『1Q84』の幻想的な世界観は一気に加速します。

では――。

天吾は?

青豆と交互に章を与えられ、『1Q84』のもう一つの視点として物語を進めてきた天吾。

彼もまた、青豆と同じ「1Q84」の世界にいるのでしょうか。

今回のテーマは、天吾のいる世界です。

2025年6月に実施された、スタイリッシュ英語読書会・英語訳『1Q84』第2回。

Book 1を最後まで読み終えたメンバーに、僕は単純極まりない二択の質問を投げかけました。

天吾は「1Q84」に――

いる。

いない。

さあ、どちらでしょうか?

まだ物語はBook 1。

話し合うのは、あくまで直感に基づく第一印象

「正解」を求めるものではありません。

論理的な根拠も、まったく不要。

「なんとなく」でいい。

むしろ、僕は、メンバー各自が抱いたその直感こそを知りたい。

物語を読み進め、読み終えたとき、この問いに対して抱いていた直感をどう振り返るのか――。

というわけで、今回も、

読書は絶対的に自由である。

各自の第一印象を絶対的に尊重する。

この方針のもと、思う存分、メンバーたちの直感を語り合ってもらいました。

ところが、僕の発したこの二者択一問題。

考えれば考えるほど、巨大な迷宮の奥深くへと導かれるような、恐ろしい問いだったのです。

Book 1最後の一文――天吾自身にも、自分のいる世界がわからない

まず見ておきたいのが、Book 1最終章。

Chapter 24 Tengo
WHAT’S THE POINT OF ITS BEING A WORLD THAT ISN’T HERE?

章のタイトルからして、すでに象徴的です。

「ここにはない世界」が存在することに、いったい何の意味があるのか。

そしてChapter 24のラスト。

天吾は、交際相手である年上の既婚女性とベッドをともにしながら、自分が執筆している小説について話をしています。

ここでの会話は非常に印象的です。

話題となっているのは『Air Chrysalis』ではありません。

天吾自身の小説です。

そして、この場面のラスト、すなわち、Book 1のラストは、次の一文によって締めくくられています。

With his eyes closed, Tengo could not be sure which world he now belonged to.

目を閉じた天吾には、自分がいまどちらの世界に属しているのかわからない……。

というわけで質問です。

(英語訳『1Q84』読書会のメンバーについてはこちらの記事を参照。)

英語訳村上春樹『1Q84』1 なぜ、2冊目で40万語の超大作に挑んだのか スタイリッシュ英語読書会8【ネタバレなし】
村上春樹『1Q84』英語訳の魅力、スタイリッシュ英語読書会2冊目の課題図書に選んだ理由、読書会の進め方、最初の、冒頭のタクシーに関するテーマ設定。

(スタイリッシュ英語読書会のコンセプトと初期メンバーの紹介はこちらを参照。)

スタイリッシュ英語読書会 Introduction
英語読書をスタイリッシュに楽しむための読書会の導入。英語で名作を深く読み解き、語り合うことの楽しさを追求し、教養として武器になる英語読書を目指している。読書が好きで、とにかく英語を楽しみたいという人に最適な英語読書コミュニティ。

(英語訳『1Q84』が英語多読初心者にとっていかにおすすめであるかはこちらの記事で詳しく説明しました。)

村上春樹『1Q84』英語訳—英語多読初心者に絶対おすすめ【ネタバレ無し】
村上春樹『1Q84』英語訳を、英語多読初心者にもっともおすすめの英語多読素材として紹介する記事。面白さ、英文の深み、難度をネタバレしないようにしながら説明する。

(Audibleの『1Q84』英語訳音源も非常におすすめです。)

Audibleで聴く村上春樹『1Q84』英語訳―英語多読多聴初心者におすすめする至高のリスニング音源
Audibleで聴く村上春樹『1Q84』英語訳―英語多読多聴初心者におすすめする至高のリスニング音源。英語多読多聴を始めたばかりの人に『1Q84』英語訳オーディオブックがおすすめの理由。青豆と天吾の声、オーディオブックの利用方法などを紹介。

Q11 天吾はどこにいるのか

ヒデ:
では皆さん。二者択一でお答えください。

Book 1, Chapter 24時点で、天吾は1Q84世界に――

いる?

いない?

コウキ:いない。天吾はまだ「あの夜空」を見ていない。

コウキ:
自分はいないと思います。

Chapter 24の最後の文章より少し前を見てください。

交際相手の女性が、天吾自身の書いている小説について尋ねています。

その世界にもし自分が迷い込んだら、それと気づくことができるのか。

それに対して天吾は、こう答えています。

“What I mean is, for people other than you. Say, if I just happened to wander into that world now, could I tell?”
“I think you could,” Tengo said. “For example, in the world that isn’t here, there are …”

ヒデ:
なるほど。

「ここにはない世界」には、それと見分けるための目印がある

コウキ:
そうです。

そして青豆は、その目印をすでに自分の目で見ています。

だから青豆は1Q84にいる。

でも、Chapter 24までの天吾は、同じ光景を見ていない。

だから自分は、

青豆はいる。天吾はまだいない。

と考えました。

ヒデ:
これは非常にわかりやすい。

何を実際に見ているか、Tengoが実際に目にしているものを基準にするわけですね。

タク:僕も「いない」。Little Peopleがまだ天吾の現実に現れていない。

タク:
僕もいないと思います。

ただ、僕の理由はLittle Peopleです。

少し戻って、

Chapter 18 Tengo
NO LONGER ANY PLACE FOR A BIG BROTHER

です。

天吾はFuka-Eriを交え、Professor Ebisunoと話をしています。

そこで、

“So, then, is it the Little People that you are trying to lure out into the open?” Tengo asked.

と尋ねていますよね。

Professor EbisunoがKomatsuの企てを受け入れ、天吾に『Air Chrysalis』を書き直させた背景には、Little Peopleを表におびき出そうという狙いがあった。

でもBook 1の天吾の物語では、Little Peopleはあくまで話の中の存在なんです。

ヒデ:
確かに。

青豆側では、前回の記事で検討したとおり、Little Peopleはもはや単なる物語上の概念ではなくなっていました。

タク:
そうなんです。

だから僕は、

天吾は1Q84について何かを認識し始めている。でも、まだそこには入っていない。

という印象です。

ヒデ:
なるほど。

これは面白い表現ですね。

1Q84を「認識する」ことと、1Q84に「いる」ことは違う。

タク:
そう考えています。

ヒデ:
コウキ君とタク君。

二人とも結論は「いない」。

そして、

夜空

Little People

という、前回の記事で検討した二つの決定的要素を根拠にしている。

「なんとなくでいい」と申し上げましたが、さすが、二人とも、非常にわかりやすく、しっかりとしたご意見ですね。

ヒナ:いる。山梨の銃撃戦を天吾も知っている。

ヒナ:
私は、天吾も1Q84にいると思います。

Chapter 10 Tengo
A REAL REVOLUTION WITH REAL BLOODSHED

の末尾まで戻ってください。

TengoはProfessor EbisunoからSakigakeとAkebonoについて話を聞いています。

そこで、

“We’re talking about the famous Akebono, of course, the ones who staged the gun battle with the police in the mountains near Lake Motosu.”

とあります。

ヒデ:
本栖湖近くでの銃撃戦ということは、山梨の銃撃戦ですね。

ヒナ:
そうです。

Chapter 9で青豆が過去の新聞記事を調べた際に出てきた、

YAMANASHI GUNFIGHT WITH RADICALS: 3 OFFICERS DIE

と同じ事件ではないでしょうか。

ヒデ:
なるほど。

青豆は、自分の記憶と「現在の世界に残されている記録」の食い違いを調べる中で、その事件にたどり着いた。

そして天吾も、その事件を認識している。

ヒナ:
はい。

だから、

青豆が1Q84世界にいる根拠となった歴史を、天吾も共有している。

そう考えると、天吾もすでに1Q84にいるように感じられてならないんです。

ヒデ:
ヒナさんの指摘も非常にわかりやすい。

同じ歴史が存在しているなら、同じ世界にいる。

直感的な理解にもよくなじみます。

マイ:いる。根拠は――“wrenching”

マイ:
私も、いると思う。

ただ、私が気になったのは、山梨の事件そのものじゃなくて、その直後です。

Chapter 10で、ヒナが指摘した箇所の直後。

天吾はProfessor Ebisunoとの会話の中で、Akebonoによる山梨のgun battleについて記憶をたどろうとした。

そのとき、

When he strained to recall more, he experienced a wrenching sensation through his whole body, as though his top and bottom halves were being twisted in opposite directions.

ヒデ:
wrenching sensation

どこかで読んだ気がしますね……。

マイ:
そう。

そしてChapter 1を思い出して。

青豆がタクシーの中でJanáček’s Sinfoniettaを聴いていたとき。

The music gave her an odd, wrenching kind of feeling.

ヒデ:
……確かに!同じ wrenching

マイ:
うん。

wrenchって、辞書的には、

pull or twist (someone or something) suddenly and violently

という意味ですよね。

強く引っ張る。

ねじる。

だから単なる「ちょっと気分が悪い」とは違う。

青豆は別に体調が悪かったわけじゃない。

Chapter 10の天吾も、いつもの発作が起きたわけではない。

それなのに二人とも、

身体を外側からねじられるような感覚

を経験している。

ヒデ:
……。驚きました。

これは、僕もマイさんに指摘されるまで、まったく気が付きませんでした。

マイ:
そうすると、二人には同じ種類の何かが作用したんじゃないかな。

私は、

wrenchingが1Q84世界へ移行するときの身体的な反応なんじゃないか

と思ったんです。

ヒデ:
お見事です。

これは面白い。

もしそうなら――

青豆はChapter 1、首都高速道路で。

天吾はChapter 10、Professor Ebisunoの家で。

それぞれ異なる場所から1Q84へ入った。

その際、二人の身体には同じ「ねじれ」が生じた。

そういう仮説になります。

“physical wrenching”――青豆自身も「あれは普通ではなかった」と考えている

コウキ:
マイさんの意見、すごく面白いです!

しかも、青豆自身が後からあの感覚について振り返っている箇所があります。

Chapter 9 Aomame
NEW SCENERY, NEW RULES

です。

Aomame recalled the odd sensation she had felt when she heard the opening of Janáček’s Sinfonietta in the taxi caught in traffic. She had experienced it as a kind of physical wrenching, as if the components of her body were being wrung out like a rag.

ヒデ:
wrung out like a rag

ぼろ布を絞るように身体をねじられる。

これは相当に特殊な感覚ですね。

マイ:
でしょ?

だからChapter 1のwrenchingとChapter 10の天吾のwrenching sensationが、どうしても偶然とは思えなかったんです。

タク:
でも。

同じChapter 9で、青豆はその原因がJanáček’s Sinfoniettaだったのではないかと考えていますよね。

それで、もう一度音楽を聴いてみる。

ところが――

The performance was not bad. But nothing happened. It was just music playing. She felt no wrenching of her body. Her perceptions underwent no metamorphosis.

何も起こらない。

It was just music playing.

ヒデ:
ただ音楽が流れているだけ。

タク:
ということは、少なくとも、

Sinfoniettaを聴けば1Q84に出入りできる

という単純な仕組みではなさそうです。

ヒデ:
Sinfoniettaが1Q84入退場の鍵となっているというような単純な話ではなさそうですね。

では、なぜSinfoniettaなのか――天吾の音楽が青豆へつながっている?

ヒナ:
私も最初は、Janáček’s Sinfoniettaそのものが青豆を1Q84世界へ導く鍵なのかなと思っていました。

でも、読み進めていくと、少し違う気がしてきました。

Chapter 14 Tengo
THINGS THAT MOST READERS HAVE NEVER SEEN BEFORE

の後半を見てください。

実はSinfoniettaって――

天吾に所縁のある音楽なんです。

Tengo and his classmates were rehearsing several passages excerpted from Janáček’s Sinfonietta, as arranged for wind instruments.

タク:
これは僕も驚きました。

天吾に所縁のある音楽を、青豆がタクシーの中で聴いている。

そして青豆は、そこから1Q84へ向かっていく。

ヒナ:
しかも、単に天吾が昔聴いたことのある曲ではありません。

天吾自身がティンパニー奏者として、演奏にかかわっていた。

ヒデ:
これは、Sinfoniettaのティンパニーがどのような役割を担っているのか、実際に音楽を確認してみた方がよさそうですね。

というわけで、改めてYouTubeなどでSinfoniettaを聴いてみました。

……いやいやいや。

このティンパニー、相当難しそうですよ!

僕は音楽にはまったく疎いので、ティンパニーの技術について語れることは何一つありません。

ありませんが。

それでも映像の冒頭数分を聞いただけでわかります。

これ、初心者が突然やる楽器なんですか?

ヒナ:
私は、個人的に、バイオリンをたしなむので、多少楽器のことはわかりますが、ティンパニーは打楽器の中でも相当難しい楽器だと思います。

マイ:
私もバイオリンを弾くけど、楽器を弾く者として言わせてもらうと、まったくの音楽初心者がティンパニーなんてまともに演奏できるわけないじゃん。

まして、Sinfonietta

打楽器初心者ができるわけないことはわかりきってるでしょ(笑)。

(ヒデ注:「たしなむ」などとおっしゃっていますが、ヒナさんとマイさんは、ともに本格的なバイオリン経験者。音楽にも造詣が深いお二人です。)

ヒデ:
それにもかかわらず、天吾はほとんど初心者の状態からこれを演奏したわけですよね。

これは、天吾にとって相当思い入れのある曲だったはずです。

マイ:
私も、この曲が天吾と強く結びついていること自体は重要だと思う。

ヒデ:
青豆が物語の最初に聴く音楽。

Janáček’s Sinfonietta

その音楽が実は、もう一人の主要人物・天吾の過去に深く結びついていた。

このような偶然があるはずはありません。

青豆と天吾は、どこかですでにつながっている?

ここまで整理してみましょう。

青豆はChapter 1で、天吾に所縁のあるSinfoniettaを聴き、

wrenching

を経験する。

天吾はChapter 10で、1Q84世界における重要な歴史的出来事を思い出そうとした際、

wrenching sensation

を経験する。

そして青豆自身は後に、それを

physical wrenching

と表現し、

as if the components of her body were being wrung out like a rag

と回想する。

同じ「ねじれ」。

同じような身体感覚。

そして、二人をつなぐように配置されているSinfonietta

ヒデ:
……いったい、これ、どういうことなんでしょうか。

タク:
わからなくなってきました(笑)。

ヒナ:
最初より謎が増えていますね。

コウキ:
「天吾は1Q84にいるのか」という二択だったはずなのに。

マイ:
二択で質問したヒデが悪いんじゃない?(笑)

ヒデ:
僕もマイさんと同意見です。

どうやらこの二者択一という設定自体に相当問題があったように思います。

しかし、僕はそれでよかったと考えています。

「天吾は1Q84にいるのか?」――答えが出ないから面白い

Book 1を読み終えた時点で、

天吾はどの世界にいるのか。

そして、

天吾と青豆二人は同じ世界にいるのか。

確定的な答えを出すことはできません。

コウキ君とタク君の直感は「いない」。

ヒナさんとマイさんの直感は「いる」。

しかも全員、しっかりと具体的に各自まったく違う根拠を持っている。

夜空。

Little People。

山梨の銃撃戦。

wrenching。

Sinfonietta

一つの謎について話していたはずなのに、過去の何気ない文章が次々と謎を帯びて戻ってくる。

僕は、ここに『1Q84』を英語でじっくり読む面白さがあると思っています。

とりわけ今回、マイさんが見つけたwrenchingという一語。

一度読んだだけなら、そのまま通過してしまいかねない単語です。

ところが、離れた二つの章で、AomameとTengoに同じ単語が使われていることに気づく。

すると突然、

二人の物語の背後に、目には見えない一本の線が走っているように見えてくる。

それは本当に作者が意図した線なのか。

僕たち読者が勝手に引いた線なのか。

まだわかりません。

だからこそ面白い。

読書会に「正解」はありません。

誰かの読み方によって、それまで見えていなかったものが突然見える。

すると、読み慣れたはずのページが別の表情を見せ始める。

それこそが、皆で小説を読む醍醐味です。

Book 1終了――しかし謎は、減るどころか増えてしまった

さて。

ここまで2025年6月に実施された英語訳『1Q84』第2回読書会の議論を紹介してきました。

Book 1を読み始めた頃には、

青豆とはどんな人物なのか。

天吾とはどんな人物なのか。

二人のうち、どちらが主人公なのか。

そんなことを話していました。

ところが、Book 1を読み終えたいま。

謎が謎を呼び、その第一印象が早くも揺らいできました。

青豆と天吾は今、どのような世界にいるのか。

二人はいつ、その世界へ入ったのか。

wrenchingとは何なのか。

Janáček’s Sinfoniettaは何をつないでいるのか。

Little Peopleとは何者なのか。

そして何より――

青豆と天吾は、どこでつながるのか。

Chapter 24の最後。

With his eyes closed, Tengo could not be sure which world he now belonged to.

天吾にはわからない。

そして、Book 1を読み終えた僕たちにもわからない。

だったら――。

Book 2へ進むしかありません。

次回予告――いよいよBook 2。青豆、最大にして最後の仕事へ

以上で、2025年6月に実施された英語訳『1Q84』第2回読書会における議論の紹介を終えます。

次回の記事からは、2025年8月に実施された英語訳『1Q84』第3回読書会の議論へ。

いよいよ――

Book 2。

検討対象はBook 2前半、青豆視点。

Chapter 11 Aomame
BALANCE ITSELF IS THE GOOD

までです。

青豆の世界はすでに変わった。

青豆自身も、それを知っている。

しかし彼女には、立ち止まって世界の謎を考えている時間はありません。

プロフェッショナルとして、青豆が取り組むことになる仕事。

それは彼女にとって――

最大にして、最後の仕事。

そこで、第3回読書会で最初に皆さんへ聞いた質問はこちら。

Q12 青豆が取り組む最後の「大仕事」について、Book 2, Chapter 11までで最も印象に残ったものを一つ教えてください。

青豆。

the dowager。

そして、Sakigake。

Book 1で別々に撒かれていたものが、少しずつ、一つの場所へ集まり始めます。

次回、物語はさらに深いところへ。

皆様も、Kindleで『1Q84』英語訳の気になるところをハイライトし、このブログ記事で指摘した箇所を検索しながら、読書をBook 2に推し進めてみてください。

スタイリッシュ英語読書会のメンバーによる議論は、決して皆様の期待を裏切りません。

英語訳『1Q84』のもつさらに衝撃的な実態をご覧にいれます。

(これまでの英語訳『1Q84』読書会の記事はこちらをご覧ください。)

教養として武器となる英語読書を目指す読書会。スタイリッシュな英語図書をスタイリッシュに読みこなし、カッコいい読書歴を形成する。
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